まず、テストを受けていた。社会やら数学やらを一時間ごとにやっていたのだが、時間が過ぎても提出は許されるみたいで、昼休みにスマホで答えを調べた。先生に提出しようと、教室の襖を開けると、ピンク色の部屋で裸で先生が寝ていた。慌ててドアを閉め、反対側のドアを開け「先生、テスト終わったんですけど……」と言った。「あー、教卓に置いといてくれればいいよ」というので、教卓のくまのぬいぐるみを文鎮代わりにして置いておいた。

伝統芸能の授業があるらしいので体育館へ向かった。着物を着た男の人がネットの両端に二人づつ座っていた。その伝統芸能というのは、テニスボールをネットに平行に座っている二人で投げあい、それを観客(俺)がもたれかかっている壁にバウンドさせて、キャッチボールをする、というものだった。

しばらく見入っていたが、そのうち段々と飽きてきた、その時突然体育館の天井にぶら下がっている、体育館を分けるネットが引かれた。そして先生たちがテニスラケットを持ってコートに入り、キャッチボールをしている二人の間に立ち、来るボールをスマッシュで反対側のコートに返すという芸を見せてきた。ネットを引いたのはボールが遠くへ飛ばないためだった。

やがて演目も終わり、お開きの時間となった。余っているピザが30枚位あったので、僕はそれを悪ふざけで、足の上にドサッと置かれた。長座体前屈の格好をしたまま、ピザの重さで全く動けなくなった僕は、面倒くさがりながらも、友達とのじゃれ合いを楽しんでいた。そのうち先生に怒られたので、乗っかっているピザを片手で持ち上げ、床においた。

荷物を全部持ってきていたので、それを校舎の入り口まで運ばなければいけなかった。自分の荷物と、ピザを運んでいる友達の荷物を両手に抱え、軽やかに走り出す。が、風の抵抗をめちゃくちゃ受けて、まともに走れない。そこで僕は体勢をかがめて、ナルト走りのような姿勢で走ることにした。すると風の抵抗を受けなくなり、とても早く走れた。

みんなで集合したとき、余ったピザを分けることになった。給食のときに余ったデザートを取り合うときのように、欲しい人だけが前に出て、ほしくない人は周りでそれを眺めていた。僕はピザが欲しかったのだが、前に出るという行為に、なぜか抵抗を抱いていた。(実際小学校の時もそうだった。本当は冷凍みかんが食べたいのに、じゃんけんには参加しなかった。(参加してるメンバーがいつも同じで、そこで楽しくやっているのを見ていたので、その雰囲気に入りづらかったのもあるし、前に出るのが恥ずかしいという思いもあった。))みんなで楽しそうにピザを分けているのを見ていると、今更前には出れないという気持ちが余計に強くなっていった。

そこで目が覚めた。