宝を探していた、電車の中で。その次に抽選で宝を当てることにした。スクラッチの辺りの箇所は知ってたので、指示すると果たして当たった。さらに続けざまに、4箇所開けて、全部当たりだった。その景品の一つにPS5があった。そいつはすでにPS5を持っていたので、

そのswitchが欲しいと言った。コントローラーがなんちゃらと言われて丸め込まれた俺は、その場でマリオをプレイした。UFOマリオになり、フィールドを駆け回っていた。

すると、 チャンクの割れ目が生成されている場所にぶち当たった。ダイヤの宝石がチャンクいっぱいに埋まっていたので、それを掘ることにした。粉々にしたダイヤの欠片を布にくるんで母親のかばんに入れた。

しばらく店を物色していたら。ダイヤの宝石がなくなったことに気づいた店員が騒ぎ出した。
「ダイヤが盗まれた!」
大声で叫んだ店員の声に僕ら家族は怯え、素知らぬフリで店を出た。駅に向かう途中、母親が独り言で罪の懺悔をしているのを女子小学生に聞かれ、すごい剣幕で非難された。

「板チョコが食べたいなら、食べればいいじゃない!」
その言葉を聞いて、俺は納得した。確かにそのとおりだなと。